【最新版】車庫証明の位置図・配置図はGoogleマップでOK?専門行政書士が解説!

青系の背景に大きな文字で『GoogleマップでOK?』と書かれた、車庫証明の図面に関する解説バナー。右下に女性のイラスト付き
  • 必要書類に困ったときの案内バナー。クリックで書類作成サポートページへ移動
目次

【最新版】車庫証明の位置図・配置図はGoogleマップでOK?専門行政書士が解説!

こんにちは!

車の購入や引っ越しで必要になる「車庫証明」。警察署に行くのはちょっと緊張するし、書類の準備もなんだか面倒に感じますよね…。「特に地図(所在図・配置図)の作成が難しそう…」と思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、ご安心ください!実は、みんなが普段使っているGoogleマップを上手に使えば、この面倒な地図作りをグッと楽にできるんです。

この記事では、実際に警察の車庫証明担当の方に内容をチェックしてもらった、お墨付きの正確な情報だけをまとめました!この記事を読めば、もう書類作成で迷うことはありません。警察署での手戻りもなく、一発で申請をクリアしちゃいましょう!

そもそも車庫証明って何で必要なの?

車庫証明とは、簡単に言うと「車の保管場所をちゃんと確保してますよ」ということを証明するための公式な書類です。正式には「自動車保管場所証明書」と言います。

この証明がないと、車の登録(ナンバー取得)や名義変更ができない、とっても大事な手続きなんです。

申請に必要な基本の書類リスト

申請には、だいたい以下の書類が必要です。

  • 自動車保管場所証明申請書(メインの申請用紙です)
  • 所在図・配置図(この記事で詳しく解説する地図ですね!)
  • 保管場所を使う権利を証明する書類
    • 自認書:自分の土地や建物を使う場合。「私が所有者です」と自己申告する書類です。
    • 保管場所使用承諾証明書:月極駐車場やアパート・マンションの駐車場を借りる場合。大家さんや管理会社にもらいます。

これらの書類は、愛知県警など、各都道府県警察のウェブサイトや下のリンクからもダウンロードできるので、最新のものを準備しましょうね!

【最重要】所在図・配置図の作り方!専門行政書士直伝のポイント

さて、いよいよ本題の地図作成です。「所在図」と「配置図」の2種類が必要ですが、役割が少し違います。

① 所在図の作り方【Googleマップが超便利!】

所在図は、「自宅(使用の本拠)と駐車場の位置関係」を示すための地図です。

これは、法律で定められた「自宅から駐車場まで、直線距離で2km以内でなければならない」というルールを確認するために必要なんです。今回は申請先の住所を小牧警察署を例にしてわかりやすくやり方を説明していきます。

1、Googleマップで申請する住所を検索します。(黄色⚪︎)検索結果が正しいか確認します。(青⚪︎)
2、携帯の場合はその画面をスクリーンショットして印刷、PCの場合は印刷機能で地図を印刷します。(赤の⚪︎部分をクリック)

Screenshot
Screenshot
Screenshot

これだけで所在図は完成です!

自宅と駐車所が離れている場合(月極など) スマホバージョン

1、今回はわかりやすくする為、まず地図の表示をデフォルトから航空写真の設定にします。次にGoogleマップで申請する住所を検索します。

Screenshot
Screenshot

2、検索して出てきた住所の赤いポイントをロングタップします。すると画面下に『指定した地点』というメニューが表示されます。『距離を測定』をクリックします。
3、駐車場まで青い線を伸ばして左下に出てきた距離を確認します。(2キロを超えていないかも確認)

Screenshot
Screenshot

4、一旦メニュー右上の×印でメニューを閉じ、もう一度申請場所と駐車場が入るようにしてスクリーンショットし、印刷して自宅と駐車場をペンで丸く囲み、「自宅」「保管場所」と『直線距離』を書き込みます。

自宅と駐車所が離れている場合(月極など) PCバージョン

1、今回もわかりやすくする為、まず地図の表示をデフォルトから航空写真の設定にします。次にGoogleマップで申請する住所を検索します。

Screenshot

2、検索結果の赤いピンを右クリックして出てきたメニューの『距離を測定』をクリック。

Screenshot

3、そのまま駐車場の位置でクリックすると白い線が伸びて自動で直線距離が表示されます。

Screenshot

4、あとは上記で説明した印刷の手順通りに印刷すれば0K!

② 配置図の作り方【ここが一番の落とし穴!】

配置図は、「その駐車スペースに、申請する車がちゃんと収まりますよ」ということを証明するための、より詳細な見取り図です。

⚠️ 超重要!行政書士たなかからの警告 ⚠️

「配置図の寸法もGoogleマップで測れる」という情報は間違いです!

航空写真では正確な寸法は絶対に分かりません。必ずメジャーなどを持って現地に行き、ご自身で測ってください!これを怠ると、ほぼ確実に警察署で「書き直してきてください」と言われてしまいます…。

▼ これだけは絶対に書く!必須の寸法リスト

配置図には、以下の情報を必ず書き込んでください。

  1. 保管場所(駐車スペース)の寸法(縦・横)
    • 例:長さ 5.0m , 幅 2.5m
  2. 保管場所に接している道路の幅
    • 例:前面道路 6.0m
  3. 保管場所の出入口の幅
    • 例:入口 3.0m

特に立体駐車場や屋根付きの車庫の場合はその旨を空いているスペースに記載し、高さ制限も必ず確認し、車の高さが収まることを示してくださいね。

▼ 月極駐車場やアパート・マンションの場合

管理会社や大家さんから駐車場の図面をもらえることがあります。それを使えればラッキー!ただし、その場合も必須の寸法が書かれているか確認し、足りない情報は自分で測って追記しましょう。

また、自分の契約している駐車スペースの番号も忘れずに書き込んでくださいね。これも忘れると申請時に『この敷地内のどこで申請しますか?』と突っ込まれてしまいます!!

どうしても無理!そんな時はプロに頼む手も

「平日に警察署に行く時間がない…」「やっぱり書類作りは苦手…」

そんな方は、行政書士に代行を依頼するのも一つの手です。

行政書士は書類作成と申請手続きのプロ。費用はかかりますが、面倒な手続きをすべて任せられるので、時間と手間を大幅に節約できます。

これさえ押さえれば大丈夫!最終チェックリスト

最後に、警察官に教えてもらった「これだけは!」というポイントをまとめます。申請前に、もう一度指差し確認してくださいね!

所在図は、GoogleマップでOK!「自宅」「保管場所」が離れている場合は両方を丸で囲み、「直線距離」を書きましたか?

配置図の寸法は、メジャーで実測しましたか?Googleマップの数字を書いていませんか?

配置図に申請する借りている駐車場のNoを書きましたか?

一番大事なのは、分からないことを自分で判断しないこと。少しでも疑問に思ったら、書類を書く前に管轄の警察署(小牧市なら小牧警察署)の車庫証明担当窓口に電話で確認しましょう。その一本の電話が、二度手間を防ぐ最善の方法ですよ!

目次