【2025年版】】車庫証明とは?必要なシーンなど専門行政書士が徹底解説
「車庫証明」は普通車購入時、引っ越し、契約駐車場変更時に必須の手続きです。なぜならこれがないと最悪罰金も・・・
本記事では、車庫証明とは?や基本の法律などを誰でも分かるよう丁寧に解説していきます
車庫証明の基礎知識
車庫証明とは?
車庫証明とは、「自動車の保管場所が適切に確保されていることを証明する書類」のことです。新車・中古車を問わず、普通自動車(登録車)を所有・購入する際には必ず取得が必要となります。
車庫証明の主な役割は、公道での違法駐車を防ぐことです。特に都市部では、駐車スペースが限られており、適切な保管場所を確保しないまま車を所有すると、路上駐車が増え、交通渋滞や事故の原因になりかねません。そのため、一定の条件を満たした駐車スペースを確保していることを証明する制度として、車庫証明の取得が義務付けられています。
車庫証明の法律
車庫証明の取得は、「道路交通法」および「自動車の保管場所の確保等に関する法律(通称:車庫法)」によって義務付けられています。これらの法律では、次のようなルールが定められています。
① 車庫証明が必要な車両
• 普通自動車(登録車)⇒ すべての地域で取得が義務付けられている
• 軽自動車 ⇒ 一部地域では不要だが、「保管場所届出」が必要な場合がある
軽自動車については、「県庁所在地」「人口10万人以上の市」「東京・大阪などの都市圏から30km以内の市町村」などの条件に該当する地域では、保管場所届出が必要になります。
② 保管場所の条件
1. 自宅または使用の本拠地(勤務先など)から2km以内の距離にあること
2. 道路から適切に出入りでき、駐車時に車両全体が収まるスペースであること
3. 申請者がその駐車スペースを使用できる権利を持っていること(自己所有・賃貸など)
車庫証明が必要なケース
普通車(登録車)の新車・中古車購入時
車を購入したら、ナンバーを取得する前に車庫証明を申請する必要があります。
新車・中古車を問わず、普通車(登録車)を所有する場合は、必ず車庫証明の取得が義務付けられています。
車庫証明書がないとそもそも登録ができないです。
引っ越しによる住所変更時
引っ越しをすると、住民票の住所変更をするのと同じように、車庫証明も再取得しなければなりません。
新しい住所で車を登録するためには、新しい保管場所(駐車場)を証明する必要があります。
契約駐車場の変更時
今まで使用していた駐車場を変更する場合も、新たな車庫証明の取得が必要です。例え、現在の住所が変わらなくても、駐車場を変えるだけで申請が求められるケースがあります。
車庫証明が必要な場合
• 月極駐車場を解約し、別の駐車場を契約した場合
⇒ 数メートルしか離れていなくても、管轄の警察署に申請が必要。
• 家の建て替えなどで一時的に別の駐車場を借りる場合
⇒ 一時的な変更でも、1年以上の利用予定があれば申請対象になる。
車庫証明が不要な場合
• 同じ敷地内での移動(例:マンションの駐車場の区画変更など)
• 一時的な利用(1年未満)
車両の名義変更(譲渡など)
車の所有者が変わる場合も、車庫証明の再取得が必要なケースがあります。
これは、車庫証明が「車両の所有者」と「駐車場の利用者」を紐づけるための制度であるためです。
• 親族間で車を譲渡した場合
• 会社名義から個人名義へ変更する場合
• 法人間での所有権移転がある場合
• 所有者変更があっても、保管場所が変わらない場合
• 軽自動車の譲渡で、車庫証明が不要な地域の場合
よくある質問
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